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2020-05-03

石巻市本庁地区慰霊碑プロポーザル(応募案)

■慰霊の花庭をつくる
各人が静かに故人を想い、花を手向ける〈庭〉のような慰霊の場。膨大な犠牲者名の全数を一望せずに、本を探すように〈故人名〉にたどり着き、花を手向けることもできる。そのような、献花台を兼ねた花形の小さな慰霊碑モニュメント群が、森のなかに設置されている。訪れた人々は内外を回遊し、互いの心情に共感できる機会を得られることもある。4,000人近くのご芳名を、400程度の旧町村のまとまりにもとづいてグループ化し、孤独感のない慰霊場をつくる。拝礼者が歩く、緑の花庭そのものを統合メモリアルとする計画。

【石巻市本庁地区慰霊碑プロポーザル(応募案)】
所在地:宮城県石巻市
敷地面積:1092㎡
構造:RC造

設計:勝邦義(KATSU STUDIO)+大沼正寛(東北工業大)
造形:伊藤邦明(伊藤邦明都市建築研究所)
外構:近藤卓(近藤卓デザイン事務所)
構造:清水靖真(清水構造計画)
施工計画:アトリエ海,MKプラン
設計期間:2020年1月~2020年3月

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