■窓辺の連なりをつくる
閑静な住宅地に立地する住宅をカフェへ改装する計画。添加物のない自然食材と高温調理しないローフードを中心としたメニューを提供する施主は、このカフェで健やかでゆっくりとした時間を訪れるお客様に過ごして欲しいと願っていた。改修前の和室２室とリビングはすべて日当りのよい南側の庭に面しており、近隣の庭の緑にゆるやかに繋がるかのような風景があった。すべての客席を窓辺に寄り添うようにし、豊かでゆっくりとした時間を過ごすことができるカフェを計画した。和室に付属していた２カ所の押し入れはベンチに改修し、既存タイルも活かしながらこの住宅が辿って来た履歴も垣間みられる計画としている。
【Living Food Cafe EN】
所在地：宮城県石巻市門脇青葉東
延べ面積：48.2m2
構造：木造
階数：地上１階
設計：勝邦義／KATSU STUDIO
施工：ヒノケン
フードスタイリング：佐藤千夏
アートディレクション：渡邉樹恵子
協力：石巻市6次産業化・地産地消推進センター
設計期間：2017年01月～2017年4月
施工期間：2017年5月～2017年7月
